8月8日(土)10時~13時に、公開講座「電波のふしぎ」を実施しました。
保護者の方も、小中学生と一緒に席に座って受講して下さり、
総勢30名を超える方が受講して下さいました。
受講者が30名を超えると、活気があって、よい雰囲気でした。
以下、写真と共に当日の様子をご紹介します。
色々な放送局の電波が飛び交っているのに、どうして1つ放送だけ選んで聞くことができるの?
そんな難しい原理を、身近な「振り子」を使って、実験を交えて説明します。
まずは電池を使わない、通称「ゲルマニウムラジオ」を1人1台作ります。
20mの導線を巻くので、結構時間がかかります。
ラジオができたら、オシロスコープという機械で、ちゃんと動くか調べます。
実験室の中ではラジオは聞こえません。電波は実験室の中まで殆ど入ってこないのです。
外に出て、自分で作ったゲルマニウムラジオで放送が聞こえるか実験します。
「高校野球が聞こえる!」 「想像していたより音が大きい!」みんな真剣な表情で聞いています。
受講生の多くは、電池がないのに放送が聞こえていることを、忘れているようです。
部屋の中でもラジオが聞こえるように、電子回路を作ります。
半田付けの経験がある中学生はあっという間に作ってしまいます。
半田付けが初めての小学生も、意外と上手です。
電池を入れて聞いてみると、「音が大きくなった!」「部屋の中でも聞こえる!」
あっという間の3時間でした。
謝辞:
本講座には、九州パワーアカデミーが補助金を出して下さり、受講者から部品代を頂くことなくラジオをお持ち帰り頂けました。
九州パワーアカデミーに感謝します。