2022年10月5日2022年10月5日 k-matsuzaki 電気電子工学科 常安翔太助教、東京理科大学工学部工業化学科 上谷幸治郎講師(研究当時:大阪大学産業科学研究所)、東京工芸大学工学部工学科情報コース 佐藤利文教授らの研究グループが、セルロースナノファイバー製フィルム中で炭素繊維を配向させることで、433%という高い面内伝熱異方性を持つ複合フィルムを開発し、近接する複数熱源の間に生じる熱干渉を緩和しながら、別方向への熱拡散によって放熱することを確かめました。さらに、本フィルムを分散型電界発光素子の熱拡散基材へと展開し、高い冷却効果を示すことを実証しました。本研究成果は、2022年7月20日にAmerican Chemical Society(アメリカ化学会)の国際学術誌「ACS Applied Materials & Interface」にてオンライン掲載されました。タイトル:Thermal Diffusion Films with In-Plane Anisotropy by Aligning Carbon Fibers in a Cellulose Nanofiber Matrix雑誌名:ACS Applied Materials & Interface(American Chemical Society:アメリカ化学会)https://doi.org/10.1021/acsami.2c09332※オープンアクセスです(無料で読めます)。本研究成果は、9月26日(月)に東京理科大学よりプレスリリースしましたので、詳細は以下のURLをご覧ください。<日本語>https://www.tus.ac.jp/today/archive/20220926_3581.html<English>https://www.tus.ac.jp/en/mediarelations/archive/20220922_6725.html 研究成果の概念図 プレスリリースのTOPページ ACS Applied Materials & InterfaceのTOPページ