2023年11月17日2023年11月17日 k-matsuzaki 電気電子工学科5年の安部紳一郎さん(指導教員:常安翔太講師)が、佐藤利文教授(東京工芸大学)を共同研究者とする卒業研究を実施し、令和5年11月13~14日に名古屋大学にて開催された画像関連学会連合会(日本写真学会、日本画像学会、画像電子学会、日本印刷学会)が主催する第9回秋季大会(第132回日本画像学会研究討論会)で発表し、「優秀ポスター賞」に選ばれました。さらに、原著論文化の観点から優れた研究成果として評価され、日本画像学会「優秀編集委員長賞」にも選出されました。本研究では、次世代の面発光デバイスとして期待されている分散型電界発光(EL)デバイスに、水和イオンの配位子置換反応によって吸光度が制御可能なコバルト錯体を導入することで、発光色が湿度上昇によって青色から紫色へと制御できることを報告しました。本検討により、暗所において湿度変化を発光色の変化として認識できるようになりました。著者:安部紳一郎, 常安翔太, 佐藤利文発表題目:分散型電界発光素子の発光色変化による湿度変化の可視化発表学会名等:画像関連学会連合会 第9回合同秋季大会(第132回日本画像学会研究討論会)https://www.imaging-society-japan.org/www/jp/imaging-conference-japan-2023-fall-meeting/本研究は、独立行政法人日本学術振興会・科学研究費助成事業(課題番号:23K13378)・研究拠点形成事業(課題番号:JPJSCCB20220006)、公益財団法人スズキ財団「2022年度科学技術研究助成(若手)」、高専発!「Society5.0 型未来技術人財」育成事業(GEAR5.0 マテリアル)による支援を受けたものです。 ポスター発表中の様子 表彰式の様子 研究成果の概念図